講演日:
11月8日(土)
時間:
16:00-16:50
Room:
多目的室
登壇者:
三浦広志
一般社団法人オープンストリートマップファウンデーションジャパン 代表理事
オープンソースソフトウェア(OSS)は、技術だけでなく人々の協働のあり方を変え、社会に新しい基盤を提供してきました。
私は1990年代後半からLinuxを中心としたOSSの開発や普及に関わり、フォーラム活動や公的な取り組みを通じて、社会実装や人材育成に取り組んできました。その流れの中で2008年3月にOpenStreetMap Japanを立ちあげ、社団法人を設立し、カンファレンス開催など17年にわたり活動してきました。震災後の活用を含めた経験から、オープンデータは行政と市民の協働を促し、社会課題解決の基盤になり得ることを示しました。
本講演では、OSSからオープンデータへと広がる「オープンの進化」を振り返り、さらに近年注目を集めるオープンソースAIを次の潮流として展望します。OSSが育んできた理念や文化を、AI時代の社会実装にどう活かせるのかを考えます。