中国ハッカーを本気で追いかけてみた

時間:
16:00-16:50
Room:
トラック1
団体名:
KOF2021実行委員会
登壇者:
須藤 龍也 氏
朝日新聞社 編集委員(サイバーセキュリティ担当専門記者)

政府や企業の機密情報を本気で狙っているハッカーたちがいます。ネットワークに侵入し、コンピューターをハッキングする。その手口はさながら、スパイ映画を観ているかのようです。なかでも「最強」とされるのが、ある中国系ハッカー集団。私たちは中国ハッカーが昨年仕掛けたサイバー攻撃に関する証拠を入手、ハッカーの実像を追う取材を始めました。たどり着いた先は、地方の古びた雑居ビル。スペシャリストの協力を得て、オープンソースの情報を徹底的に分析した調査報道の一部始終をお話しします。

 

講演者の略歴:
サイバーセキュリティ担当専門記者。1994年に朝日新聞社に技術職で入社。新聞制作、選挙システムの開発や運用に従事した後、99年に記者職に転向。東京本社社会部などを経て2016年から現職。最近ではLINEの情報が中国や韓国からアクセスできる状態にあった問題(21年)や三菱電機へのサイバー攻撃(20年)、神奈川県庁のハードディスクが無断で転売された事件(19年)などを特報した。

※企業狙うハッカー「攻撃マニュアル」入手 身代金ビジネスの実態は
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