時間: 
11月07日 16時
Room: 
トラック2

ソフトウェア・カーペントリーで研究計算用のスキルを広めよう

登壇者: 
西田孝三

何かを学ぶのに一番良い方法は誰かに教え、自分でも練習し、同僚やコミュニティーを支援することです。ソフトウェア・カーペントリー https://software-carpentry.org/ はこれを実践しているアメリカの非営利団体です。協働でレッスンをメンテナンスし研究者向けツール(Bash、R or Python、Git等)の無償のハンズオン型ワークショップを行っています。コミュニティはインストラクターと参加者からなる国際的なコミュニティです。ワークショップは誰でも参加でき、世界中で行われています。(ワークショップは主に Face to face でしたが、現在の状況から、オンラインでも行うようになっています。)

日本にも日本語化チームがありGitHubやSlackで情報交換を行っています。(twitterは https://twitter.com/swcarpentry_ja/ )
ソフトウェアカーペントリーのレッスンは研究用のプログラミングとそのベストプラクティス(Git[Hub]、テスト、ワークフロー、整然データ等)の紹介を行うものです。近年の研究者はプログラミングを行わざるを得ませんがほとんどは独学で、その効率はよくありません。ソフトウェアカーペントリーではこれを解決するためにコミュニティを作って互いに教え合うことを実践しています。教材にはクイズやエクササイズがあり、インタラクティブです。 (例 https://swcarpentry-ja.github.io/r-novice-gapminder/ja/index/index.html )
また、すべての情報交換はオープンで行われており、人のつながりやサポートを得る機会があります。カーペントリーの教材はどなたでも使っていただけますが、カーペントリーワークショップと正式に名前がついている場合のワークショップにおけるインストラクターはカーペントリーのトレーニングを修了した人たちであり、品質管理にも力を入れています。

このセミナー企画ではソフトウェアカーペントリーの良い点を紹介するとともに、その参加方法や日本語の翻訳の手伝い方をお伝えします。

 

団体名:
ソフトウェア•カーペントリー日本語チーム
セミナー企画